November 29, 2010

BODIES The Exhibition in NewYork


マンハッタンの港近くにある人体博物館「BODIES The Exhibition」へ行って来ました。

日本にもあった「人体の不思議展」と似ているのですが、展示数や展示の仕方は全く異なり、こちらは黒と白に統一された館内に、整然と並べられた筋肉や骨や臓器があって、見せ方は断然かっこよかったです。

そして、それらはすべてホンモノの人間なんです!ものすごい迫力でした。

骨、筋肉、臓器、血管、胎児、性器にいたるまで、生々しく展示されておりました・・・。最後に脳みそを実際に触ってみることができます。けっこう重たいのですねー。脳みそって。

血管から臓器の展示に移る際、大きな透明のBOXがあり、そこにタバコがたくさん入っていました。なんだろう?と思って見てみると、そこにはこんな表示が。

On average a pack of cigarettes takes three hours and forty minutes from your life,We'd like you to be around longer,Leave your cigarettes in this gallery and quit smoking now!

1箱のタバコは平均で寿命を3時間40分縮めています。あなたに長生きして欲しいから、このギャラリーにタバコを置いていき、今すぐタバコをやめましょう。

面白い演出だなーと思いました。それにそのBOXにはものすごい数のタバコが入っていました。この展示をきっかけに禁煙できたらすばらしいですよね。意義があるというか。

というのも、臓器の展示では、ノンスモーカーの肺とスモーカーの肺と対比して飾ってあり、スモーカーの肺は真っ黒な斑点がいっぱいで、見ていて怖かったです。これ見たら、やめたくなるよな・・・と思ってしまうくらいです。

でも、自分の、というより、人間の身体について知ることはとても興味深いです。自分の身体がどのようになっているのか、どのように動くのか、など。そして見ることは知ること。この原理は人間の形をより完全に理解するように、エジプト、ギリシャ、イスラムの文化を導きました。なので、紀元前のギリシャ彫刻などはものすごいですよ。本当に。

とてもとても勉強になりました。

The study of human anatomy has always operated on a basic principle:to see is to know,This principle led Egyptian,Greek,Roman,and Islamic cultures to a more complete understanding of the human form.Public dissections during the Renaissance furthered this understanding,laying the foundation for our modern medical institution and for the Exhibition.