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November 21, 2011

ジャクソン・ポロック回顧展 日本初!

ジャクソン・ポロックの回顧展に名古屋の愛知県美術館まで行ってきました!
これは、これはポロックファン必見の展示会です。





ポロックといえば、

こういった、ポーリング技法(流し込み)によるオールオーヴァー抽象画が有名です。
これは、絵画というか、その色や絵の具そのものの生きている形を表現しているような・・・。

しかし、この回顧展では、この画風にいたるまでの具象画や、彫刻の作品なども観ることができます。
ポロックのアトリエを原寸大で再現しているものも展示されており、鑑賞者は靴を脱いで自由に入ることができます。

とにかく、破天荒で大胆、そして自由。といった印象を持ちました。
しかもピカソに対して「くそ!あいつに先にやられた!」とか大胆発言しているところも彼の魅力かも。笑

飲酒運転の事故で享年44歳。若い愛人とビールを飲みながら猛スピードで車を運転していたらしいです。

このような抽象画は、次々に真似して描いている画家もいるようですが、それでは全く価値がないような気がしてます。彼の場合これのパイオニアで発表時は「カオスだ」「絵画ではない」と批判を受けまくったそうな。

晩年の作品は、このオールオーヴァーの抽象画があまりにも売れたもんだから、この先これを越えるためにどうすればいいのか?ということで相当悩んだらしく、抽象画からまた徐々に具象を表現している作品の展示もありました。これは、かなり悩んで描いてるなーっていうのが鑑賞者の私にも伝わってきたのでした。

とかく、ポロックファンなら観る価値あり。かなり面白い良い展示でした。本当に。


ポロックは月が好きだったそうで、妻に月についていろいろ語っていたようです。
芸術家とロマンチストとはきってもきれない関係なのです。

October 7, 2011

Stay Hungry,Stay Foolish




心斎橋のアップルストアの前

綺麗なユリの花や白いバラ、りんご、ミネラルウォーター、ジョブズ氏の写真・・・etc
これ実際に見たら、まさか、と思うけどうぅっと来ますよ。涙が・・・いろんな意味で。こう本当に人生1日1秒たりとも無駄にせず全力で生きた人って感じがして。人に感動を与える生き方ってかっこいいなぁ。

宇宙の法則を知ってる人で、それを使いこなせる人だったんですよ。

SBの孫さんが「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチだ。」って言ってたけど、なんだかそんだけ言っても過言ではないように思えてきました。

アップル製品って時代の最先端っていうか、デザイン極めてますよね。私も初期iMac、Power Mac、iPod shuffle、iPod nanoなどいろいろとお世話になりました。なってます。

私は数年前に聴いたスタンフォード大学でのスピーチにひどく感銘を受けたのです。自分の経験したことを自分の言葉で心から話すってことは、非常に胸に響くのです。

好きなところを抜粋しました。が、全文名言だらけです。

you can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something — your gut, destiny, life, karma, whatever. This approach has never let me down, and it has made all the difference in my life.

"If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?" And whenever the answer has been "No" for too many days in a row, I know I need to change something.

Remembering that you are going to die is the best way I know to avoid the trap of thinking you have something to lose. You are already naked. There is no reason not to follow your heart.

Your time is limited, so don't waste it living someone else's life. Don't be trapped by dogma — which is living with the results of other people's thinking. Don't let the noise of others' opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.

スピーチは以下3つのお話からなっています。
connecting the dots
love and loss
death

辞書片手にぜひ原文で読まれることをお勧めいたします。
全文はコチラ↓
Steve Jobs's Commencement 2005 Stanford University

August 3, 2011

ラス・メニーナス


ディエゴ・ベラスケス
プラド美術館蔵

17世紀頃、スペインの画家ベラスケスによって描かれた「ラス・メニーナス(女官たち)」


それから約300年後の20世紀頃、同じくスペインの画家で、おそらく世界一有名な画家ピカソが一番尊敬していたといわれる「ラス・メニーナス」をサンプリングして描いたピカソ版「ラス・メニーナス」
連作で58枚描いたと言われています。






一見、違う絵に見えても実は、すべて「ラス・メニーナス」です。
右端の犬が・・・か、可愛い。笑

2006年夏、スペインに1ヶ月ほど滞在し、いろんな美術館を回りました。その中でベラスケスの「ラス・メニーナス」が所蔵されているプラド美術館で、確かピカソの企画展がやっていて。
ベラスケスの「ラス・メニーナス」が展示されている、ずっと向こうの部屋にピカソの「ラス・メニーナス」がありました。が、ベラスケスの「ラス・メニーナス」を観て、180℃振り返った位置にちょうどピカソの「ラス・メニーナス」が飾ってあり、にくい演出だな、と思った記憶があります。気付く人しか気付けない、という。

絵画も知識があるのとないのとでは、断然楽しみ甲斐が違います。こうやって観ると面白いでしょ?


ちなみに、これも「ラス・メニーナス」
スペインのファッションブランドLOEWE(ロエベ)のネクタイの柄なんですが、よく見ると「ラス・メニーナス」なんですよ!

September 22, 2010

画家の手元に迫る

この本すごいです。
原寸美術館



美術書や図録なんかは、たいてい絵が実物より縮小されて印刷されていますよね。でも、この本は絵画が実寸の大きさで掲載されています。

絵は基本的にある程度離れてみるので、離れて美しければ問題ないと思うのですが、けっこう細部がどうなっているのかなどわからないものですよね。美術館で実物を観たとしても。

この本には、そのまま、ひび割れや、ブラシストローク、マチエールまで感じることができます。

でも、まぁ実物にはかなわないですが。笑

August 23, 2010

最近気になって気になって仕方がない人


シルク姉さん(推定年齢53歳)。
She is almost fifty years old.

☆☆キレイすぎ☆☆

この本を書店で見かけた時、衝撃を受けました!
それ以来、すっかりシルク姉さんが気になって気になって仕方がありません。

シルクさんと言えば、非常階段の女漫才師という印象しかなくて。。。
こんな綺麗に生まれ変わっているとは!と思ってびっくりしました。

そっか!美は積み上げていくものなのね、と思ったのです。

シルク姉さんは、化粧品の瓶などもとても丁寧に扱っていて、汚れていると瓶もせっせと磨くそうです。美のプロ魂を感じました。もう尊敬に値します!
どの道も、道具を大切にするというのは基本のようです。

そして、絶え間ぬ努力が実を結ぶのですね!

このような方が女性の先輩として生きていてくれることは、女として歳をとるのが楽しくなりますし、とっても元気になりますね。

とっても印象的だったのが、シルク姉さんを見て
「普通の顔でも、10年の努力で、10年後には美人を追い越せる。」
と言っていたことです。

なるほど!と思いました。というのも何でも自分のやっていることに当てはめてみると、例えば絵に関して、スタート地点で才能に差があったとしても、10年努力すれば、その才能を追い越せる、っていうことなんじゃないかなーと。

ただ、もともといいものを持っている人が、努力を重ねると鬼に金棒ってところですけどね。
だから、自分が足りていないと感じるならばそれ以上にもっともっと努力をしなければなーと思いました。

やっぱり努力は裏切らないねー。

information-----------------------------------------------------
MAKINOによるイラスト展示「PEACEFUL LOVE」 開催中

SLOW LIFE BAR 大きな輪
大阪市中央区千日前2-3-9 味園ビル2F
06-6647-3841
営業時間20:00~
不定休

展示期間は2010.8.23~9.20
詳しくはコチラ

June 30, 2010

自己を心地よい方法で表現する

なにげなく、本屋で「絵画の見方」のような本(タイトルは忘れてしまいました)をパラパラと立ち読みしていると、なるほどー!というか、はっとさせられるようなことが書いてありました。

画家というのは、誰かのために絵を描いているのではなく、自分を表現するために絵を描いている。

ピカソは「泣く女」を描いた。ドラ・マールの父が亡くなった時に見た彼女の涙に衝撃を受けて、その気持ちを表現したかった。鑑賞者が観て幸せになれるような絵を描いていたわけではない。


モンドリアンは赤、黄、青の3色と白と黒で、線と四角を使って絵を描いた。こういう絵しか描けなかったから、こういう絵を描いたのではない。


上手く描けるから、上手い絵を描くのではなく、上手く描けないから、抽象画を描くのではない。
現にジャクソン・ポロックはもともと具象画家だったのだ。抽象的な表現が一番しっくりくるから、それで自己表現をしている。


自分が一番心地良いと思う表現方法で自分を表現すれば良いのだと思いました。
わかってはいたはずですが、一流はこれしか描けないから、これを描いているというわけではないのだということをもう一度再認識しました。

上手な絵(というと語弊を招くかもしれませんが)というか、写実的な絵というか、普通にわかりやすい絵というのは、どんな人が観ても、理解されやすい部分があると思うのですが、それを描けるのにあえて、アブストラクトに表現したり、キュビズム的に描いてみたり、というのが、その、すごいなと思ったわけです。
こう、まさに心地良い自己表現を100%しているのに、観るものに媚びていないのに、結局それが受け入れられているというのは、すごいことなのでは!?と思ってしまいました。

June 15, 2010

You chose your life

根源的な問題は、芸術家としての自己を育むべきか、
あるいは社会的な自己を確立すべきかという葛藤、
そして、いま最も直接的な願望を満たすべきか、
あるいは遠い将来の展望に基づいて決断を下すべきかという葛藤であった。

June 14, 2010

GEORGIA O'KEEFFE


ジョージア・オキーフの自伝書
「崇高なるアメリカ精神の肖像」を読んでいます。

この本には呼ばれた感がありまして。

数ヶ月前から、やたらとジョージア・オキーフに関するものが自分の生活に頻繁に現われて。
例えば、図書館で借りた本に、たまたまジョージア・オキーフに関する記事が載っていたり(2、3度はあった)、資料集めのために見た、古いVOGUE誌の宮沢りえのインタビューでジョージア・オキーフの名前が出てきたり。やたらと、あのおっきな花の絵が目の前にチラチラと現われたりですね、オキーフが呼んでいた?笑


Red poppy 1927

そして、なにげなくJoshuaさんのブログを読んでいたら、ジョージア・オキーフの自伝書について紹介してあって。

もう絶対読みたい!って思いました。

まだまだ読み始めですが、面白いです!素敵です。
大好きなニューヨークのことも書かれているし、ワクワクして早く先へ先へ読みたいのですが、けっこうなページ数ですわ。。。でもこの本のおかげでいつもの読書タイムが楽しみになります。

表紙にもなっている、スティーグリッツとの写真も素敵過ぎます!

現代アートからはかなり遠ざかっていた私ですが、ぐぐぐーっと吸い込まれるようなオキーフの絵、すごくいいです。ていうか、かなり好き。


cow skull with calico roses 1931

April 30, 2010

Rey Camoy



私が好きな画家の一人、「鴨居玲」さんの紹介です。
彼の絵は、すごく垢抜けてる。センスがいいと思う。どこか、、、ムンクを彷彿させるような印象がありました。

晩年は「もう描けない」と言い、自殺してしまうのですが、本当に絵に人生を捧げた人なんだなぁと思うのです。すべての絵に魂が感じられます。

絵描き、というのは描く事によって自分の存在価値を見出していると思うのです。

私も自分を絵を描く事によって表現する者として、時々「何を描きたいのかわからない」とか「こんなのがアートと言えるのだろうか?」とか、自分が表現したいものと技術がかけ離れていて、思い通りにいかず、日々壁にぶち当たることがあるのですが、とにかく描きます。なぜかっていうと、それで自分が生きてるんだって思えるからなんです。

すると、真似でも何でもいいから描いていると、何かしらの発見があったり進歩があったりして、前に進んでいけるわけで。描かなかったことで後悔する日よりいいなって思えるのです。

だから、描けなくなる、っていうのは、もう死んだも同然なのでしょうね。だから鴨居玲さんは自殺してしまった。

でも、本当にかっこいい、心動かされる絵をたくさん残していかれました。
日本人アーティストとしての誇りです。

April 15, 2010

Alyssa Monks




I found incredible artist!Alyssa Monks
It's just amazing,beyond describe.wow.

Those are all oil paint not picture!You can feel the moment,can't you?
It's realistic more than picture!

Visit her website alyssamonks.com

すっごいアーティストを見つけてしまいました!彼女のアートワークは前に見たことがあったのですが、たまたまインターネットを見ていてみつけたサイトを見てびっくり。こんなすごいアーティストなんだ!って。
Alyssa Monksのアートは瞬間をとらえる作品ばかりです。これをオイルで描くなんて・・・すごすぎるわ。

私もこのレベルまで行きたいと思います。何年かかるのかわからないけど、できるまでやればできるようになるのでしょう。

しかし、世界には私が知らないだけで、すごいアーティストがゴロゴロいるんでしょうね。自分が寝ている間にも日々努力・練習を重ねているアーティストが世界中にいると思うと寝る時間すら惜しく感じます。

Life is too short to do many things.Focus on only one thing you really want to do,if you really wanna reach success in your only one life.

March 11, 2010

長谷川等伯 Tohaku Hasegawa

NHK「長谷川等伯-戦国絵師・天下一への野心-」

時代の背景を知り、作品を観るということは作品を理解するうえでとても大切なことだと痛感しました。知っているのと知らないのでは、作品の観え方が大きく変わってきます。印象度も。

等伯の生きた時代というのは 安土桃山時代。豊臣秀吉、徳川家康、千利休などが関わっています。

国宝「楓図」(一部)


国宝「松林図屏風」(一部)


画家には絵という言葉があり、フォトグラファーには写真という言葉があり、歌手には音楽という言葉があり、ダンサーにはダンスという言葉がある...etc

だって、この「松林図屏風」、つくづく画家に言葉はいらないんだ、って思いましたね。絵が語りかけるとはこのことか。芸術は観る人が想像し、解釈するものなんじゃないかな。

心の中が見えるというか、絵がものすごく語りかけてくれる。「楓図」より、断然こちらの方が好き。私は。本当にかっこいい。

「没後400年 長谷川等伯」展
2010年4月11-5月9日
京都国立博物館

これは絶対行く!Don't miss it!

長谷川等伯の作品解説や詳しい説明はこちら

February 2, 2010

Grande Odalisque


Grande Odalisque (1814)
Ingres, Jean-Auguste-Dominique(1780-1867)
Oil 91×162cm 

私が世界で最も美しいと思う絵画のひとつを紹介します。
18世紀から19世紀にかけて活躍したフランスの画家、ドミニク・アングル(Jean Auguste Dominique Ingres)の作品です。タイトルは「グランド・オダリスク」です。
現在はルーブル美術館に所蔵されています。

ぱっと見て、ぐぐぐっと惹きつけられる何かがあるのです。
安定感のある構図であったり、色の配置であったり、妖艶な裸婦の表情であったり。
何よりも、裸婦の背中が実際の人間より長く大きく描かれているところにインパクトを受けるのではないでしょうか?

もちろん、意図的に胴体を長く描いているのですが、彼自身の美意識のもとに描き出されたこの作品はとてもオリジナリティがあり、人の心を掴みます。

写真はレンズを通して、その対象物を映し出します。レンズの大きさや形によってできる写真も違ってきます。
絵画においてはレンズというのが、アーティストの目になります。もしかしたら、その人全体、もしくは魂や心かもしれません。そのアーティストがどのように物事をみているのか、どういうものが美しいと思っているのか、それを描くものによって表現するからアートは面白い。
高性能なカメラが出現した時代においても、アートがすたれないのはそういうところなのです。

私はアングルのもつ美意識や構図、画面全体から訴えかけてくる色っぽい雰囲気がたまらなく好きなのです。

This is one of my favorite art in the world.
It give to me a big impact.Stable composition,beautiful color composition,voluptuous woman's face...But most impressed me is long her back.

Ingres designed his own art based on his sense of beauty.

December 18, 2009

Hokusai Katsushika

Hokusai Katsushika (October or November 1760–May 10, 1849) is one of my favorite artist.He found a success in ukiyo-e painting and printed at Edo period.
He was a big infuluence on Vincent van Gogh,Claude Monet,Edgar Degas who were impressionnisme in 19century in Europe.

As you know already,he painted many Mt.Fuji.The Great Wave off Kanagawa is the most famous print in his series 36 views of Mount Fuji.

For me,what is love about him is his composition.
Every his artwork was well calculated.So I feel comfortable when I see his art.

Apparently the composition and construction pretty much decides whether good art or not.He used a golden section,measurement,a lot of geometric shapes.He thought he could draw everything by circle and triangle.

I’ll show you something.



At first,you put diagonal line, then you put the middle point of compass at lower corner of left side.The tip of billow and the top of Mt.Fuji are located at intersection point between the arc and diagonal line.Amazing!





This one,I put Golden section ruler two ways. Either way he got all important point.And separation of canvas is perfectly done. Unbelievable!

I cannot believe that he did without knowing.I’m sure he intended.

That's why he gave to us a big impact and impressions.So I admire him so much.
The great work must have some reason.