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December 5, 2014

新印象派展

あべのハルカス美術館で開催中の「新印象派」展に行ってきました。

そして、これがかなり面白かったです。

これまで点描画にあまり興味がなかった、というか理解がなかったのですが
この絵画は面白い。

近くで観るのと遠くで観るのとでは全く印象が違うということと、色使いがとても計算されているということ。
絵画自体に立体感を与えているのです。

そして、点描画の隣り合う色は、すべて補色の関係にあるそうです。

すごく勉強になりました。

スーラ「グランド・ジャット島の日曜日の午後」
この絵の展示はなかったのですが、この絵を仕上げるための習作がたくさん展示されていました。
観てください。緑と赤のコントラストが冴えていると思いませんか?

話は逸れますが、美味しそうな料理とかって、必ず補色の色が添えられていませんか?
緑は赤を引き立て、黄色は紫を引き立て。

へーなるほど。と思いました。

ハルカスの展望も良かったですよ。

December 28, 2012

マウリッツハイス美術館展

「真珠の耳飾りの少女」を目当てに行ってきました。
もう、これだけ観れば来た甲斐はあるかな、と。

※トリミングしてます
やっぱり、展示会の目玉でもあるこの絵の前だけ長蛇の列。
10列くらいで約30分待ち。

でも、せっかく一生に一度のチャンスかもしれないので、列に並んで目の前で観る事にしました。

遠くからでも異彩を放っているくらい、ものすごいパワーのある絵でした。

これは、一見の価値ありです。
順番が来て、自分の目の前でこの絵を観たときは本当に鳥肌が立ちました。

少女の表情というのも観る人や角度などによって、変わるんです。
始めは、何か話そうと微笑む前の表情かな、と思いきや、近づいてみるととっても悲しそうな表情にも見えてきて。

年齢も始めは少女というくらい若い年齢だと思っていたのですが、また観る距離によってはとても大人な女性といった印象も受けました。

みんなが夢中になる絵というのは、いろんな解釈ができて、そして想像力をかき立ててくれる…そんな絵かもしれませんね。

色も巷でみられる印刷物のものとは全く異なります。
もっと色が浅い感じです。

ゲルニカ以来、久々に衝撃を受けた絵画でした。

神戸市立美術館にて
2013年1月6日まで

マウリッツハイス美術館学芸員によると、国外に出るのは珍しいそうですよ。絶対行った方が良いです。

August 27, 2011

木を植えた男



東京都現代美術館にて開催中のフレデリック・バック展へ行って来ました。

約3年ぶりの東京です。
滞在時間は短かったのですが、東京に降りたった瞬間「寒っ!」。

いやはや、真夏の大阪から秋の東京へ、という感じでした。







あまり期待せずに行ったのですが、彼の世界観がすごかったのと、モード系(というかオシャレな)なイラストも多かったので、とても楽しい鑑賞となりました。

アカデミー賞も2回受賞されていて、その描く数が半端ないというか、本当にこの方も絵を描くことが人生そのものといった感じが滲み出ていて、ばしばし伝わってくる展示でした。

後半はアニメーションも観ることができ、可愛いらしいメルヘンチックなイラストながらも壮大な自然を表現していて、あぁこういうのもあるんだ、ととても勉強になりました。

同時に開催中でした、名和晃平さんのシンセシスも観たかったのですが、時間がなくあきらめました。



東京都現代美術館公式ホームページはこちら


August 16, 2011

近つ飛鳥博物館


大阪府立近つ飛鳥博物館へ行って来ました。同館は安藤忠雄氏の設計で、日本芸術大賞、BCS賞、公共建築賞などを受賞しているそうです。さすが、かっこいい建築物でした。






館内はちょっとだけNYのグッゲンハイム美術館を彷彿させる感じがしました。なんて。
とにかく建物自体はとっても素敵なのでした。






展示品は、縄文・弥生時代の住居や、古墳文化の公開展示など。米粒くらいの大きさのジオラマがありました。


建物のてっぺんから望む景色は最高です。自然と調和していました。

July 20, 2011

フェルメールからのラブレター展


Johannes Vermeer
"Girl Reading a Letter" 1663-64
Oil on canvas

京都市美術館で開催中のフェルメールからのラブレター展へ行って来ました。フェルメールは大好きな画家の一人です。彼の計算された構図の取り方が好きです。

例えば上の絵ですが、2つのさりげなく配置された椅子とか、壁にかかった世界地図のようなものとか、女性が妊娠中なのかどうか、とかすごく観る者をくすぐる感じ、というか想像力をかきたてさせる感じが素晴らしいと思います。

すごく気になっているのが、女性のピアス?なのか髪の毛?なのか。顔に思いっきりかかっている黒い物体は一体・・・。結局何かわからず、なぜこれを描いたのかもわかりませんでした。そもそもそんなのを気にする人はいないかもしれません。笑

話は変わりますが、最近原画というか所謂絵画を自分自身が購入したいなと思うようになりました。原画のパワーはやっぱりすごいですし、描いた人そのものの魂や存在がそこに封じ込められているのだから、本当にすごいです。美術館へ行くとその筆のストロークや絵の具の盛り上がりとか、画家の息遣いが聞こえてくるのでぞくぞくします。

May 22, 2011

カンディンスキーと青騎士展







カンディンスキーと青騎士展に行ってきました。兵庫県立美術館、安藤忠雄氏の設計でかっこいいんですよ。

今回の展示はすべて油彩の作品で、カンディンスキーって水彩っていう勝手なイメージがあったのですが、間近で観ると、油彩の絶妙なグラデーション、ぼかしが美しかった。


これは、水彩かと思ったのですが、全然違いました。


観れば観るほど愛着のわく作品。この作品は「コンサート」と題され、真ん中の黒はグランドピアノです。
なんか私、牛がにっこり笑っている絵に観えるんですけど(笑)、でその上に青い太刀魚っぽい魚の目目鼻口が見えて、牛にのっかっているように観えるんですけど(笑)。楽しい解釈です。この絵好き。

「青騎士」年鑑表紙。すごいかっこいい。


この「虎」という作品は、フランツ・マルクというアーティストのものです。キュビズムと虎の存在感がすごーくかっこいいです。彼は動物をモチーフにたくさんの絵を描きました。

その他、同時代のパウル・クレーの「サボテン」という作品も出展されており、観応えのある展示でした。





今日は雨降りだったにもかかわらず、夕方頃から嘘のように晴れましたね。美術館近くでは、コンサートが行われていて、屋台やら、フリマやら、子供大人が入り混じって遊んでいるのどかな時間が流れておりました。私も、青空の下大好きなワインを片手にのんびりとしたひと時を過ごしました。

兵庫県立美術館の近くにBBプラザ美術館というのがあり、たまたまタイムリーに屋久島写真展というのもやっていて、たなぼた的に観て来ました。

大充実の1日。


とはいっても、頭の中は個展の作品のことでいっぱいです。帰ってから、何やら描きたい衝動にかられて、制作中の作品の洋服をカンディンスキー風に塗ってみました(写真は一部)。全然違うか。笑

January 10, 2011

神戸ファッション美術館


かねてから行きたかった、神戸のファッション美術館に行ってきました。


今日まで女神(ミューズ)たちの肖像という写真展がやっていました。VOGUE誌の紙面を飾るかっこいい写真がたくさんありました。中には、篠山紀信が20歳の頃の宮沢りえの素顔のドアップを撮った写真がめっちゃくちゃ可愛くて、且つモードで、すごい大きさに引き伸ばされて、天井に飾られていました。

併設されているライブラリーがものすごかった!ファッション好きなら1日中いても飽きないファッション関連の書籍の山です!ファッション誌も世界各国のものが見れます!ファッションのみならず、それに付随したアートの画集や、ガーデニングや、いろいろな本がありました。もう、絶対また来たい。そして1日中ここで過ごしたい!

ライブラリーの中では、DVD鑑賞もできます。ここに置いてあるDVDのセレクトもまた良くて。今日は、ANNA WINTOURのドキュメンタリー映画「The September Issue」を観ました。これがまためっちゃおもしろくて、大満足でした。「プラダを着た悪魔」そのまんまでしたよ。


やっぱアナはかっこいい!!!

December 11, 2010

メトロポリタン美術館


メトロポリタン美術館。ここはニューヨークに来たら絶対はずせない!

1日中いても全部はみきれないくらい大きな美術館です。なので事前にチェックして観たい絵画に絞って観るのがおすすめです。

私は、16世紀~19世紀頃のヨーロッパ古典絵画と19世紀~20世紀の印象派絵画を目当てに行って来ました。

当日は、学芸員によるギャラリートーク(絵や画家の解説)があり、興味のある画家カラバジョだったので、参加しました。カラバジョの人生から、オリジナルの絵を前に絵画1枚1枚の解説を丁寧にしてくれ、これはかなり勉強になりました。


レンブラント 晩年の自画像
私の好きな画家の一人で、この晩年の自画像は特に筆のタッチなどが力強くて好きです。


ここはレンブラントの部屋。レンブラントの絵画はとてもたくさん展示されていました。


アングル グランドオダリスクの習作。
グランドオダリスクのオリジナルはルーブル美術館蔵です。この絵画はたぶん世界中の中の大好きな絵画の3本の指に入るくらい大好きです。ルーブルでグランドオダリスクを観たい。


クリムトの絵は色使いとかがとっても綺麗で可愛い。


ゴッホの自画像。めちゃくちゃまじまじと近くで観れました。すごいですね、絵の具はかなり厚塗りで、その重みでキャンバスが歪んでいました。こんなに間近でみれました。ゴッホの絵は大人気でした。


ルーベンス。バロック美術の代表画家です。バロック美術は躍動感のある表現が特徴的です。


これも間近で観れて、画家の生きている筆使いが感じられます。


このキャプションは忘れてしまいましたが、きっとルネサンス以前のキリスト誕生をテーマにした絵画だと思います。で、この絵近くで観ると・・・


右手でピースサイン!?あまりのお茶目さに笑ってしまいました。


チャック・クロースも展示されています。


生で観るとこの強烈さがまじまじと伝わってきます。ちなみにチャッククロースは現役の画家です。今は車椅子での生活で、作風もこのようなスーパーリアリズム(フォトリアリズム)から、点描のような画風に変わってきています。それは、筆を支える力が弱ってきたから、、、だと通りすがりの方が言っていました。


ちょうどこの期間だけ、アルフレッド・スティーグリッツの写真展も開催されていました。スティーグリッツは画家ジョージア・オキーフの旦那さんです。なので、オキーフの写真も多く展示されていました。



美術館はずっといても飽きないくらい楽しい。絵画を勉強すれば尚、楽しくてしょうがない場所です。普段画集でしか観れない絵を生で観るってすごいことだなーって思います。画集は所詮印刷物に過ぎない。そのオリジナルを観て、絵の盛り上がりや筆使いまで感じられるのはすごいことだな、と。

また、素晴らしい体験をしました。感謝、感謝です。

December 7, 2010

Solomon R. Guggenheim Museum


グッゲンハイム美術館です。フランク・ロイド・ライト氏の建築設計で、とてもおもしろい構造になっています。主に20世紀の美術品を取り扱っています。この美術館は鉱山王ソロモン・R・グッゲンハイム氏のコレクションらしいです。2011年、アブダビにもグッゲンハイム美術館が竣工するらしいです。

ずいぶん前に観た「ザ・バンク堕ちた巨像」の中で、銃撃戦のシーンが出てきますが、この舞台がそう!グッゲンハイム美術館でした。




この建物、かたつむりみたいな形になっています。美術館自体はとても楽しくて、疲れないです。通の観方は、エレベーターで上まで行き、くるくる螺旋状に絵画を観ながら降りてくるらしいのですが、私は普通に下から上っていってました。

中は撮影禁止。そうとは知らず、偶然観たかった絵画をカメラにおさめてしまいました。ごめんなさい。


ムーラン・ド・ラ・ギャレット(パブロ・ピカソ)
ルノワールのサンプリング?にしてもこの絵すっごいかっこよかった~!

腕をあげた女性(パブロ・ピカソ)
このような顔かたちの四角くてどっしりした女性の絵をたくさん観ました。

December 3, 2010

The CLOISTERS museum&gardens


メトロポリタン美術館の分館にクロイスターズ美術館があります。

ここは超穴場。小高い丘の上にあり、車もしくはバスで行かないと少々大変ですが、一見の価値ありです。美術館へ行くまでの道や景色も美しく、ハドソンリバーが目の前に見えます。野生のリスなんかもいて本当にのどかで綺麗な場所。








中はまるで中世ヨーロッパのお城です。ステンドグラスから差し込む光が綺麗。ホーリーな場所。




タペストリー。


受胎告知。


美術館の中から眺める景色は言葉では言い表せないくらいに美しかった。たぶん、写真では到底伝えきれないような。とにかく、夕陽と紅葉している木々とその光を受けてキラキラ輝いているハドソンリバーの水面。自然に敬愛です。

不便ではありますが、絶対行くべき美術館です。